これは日本に人口のほぼ3倍にも相当し、もちろん世界一。
人口が多い中国なら喫煙者が多いのは当たり前と思われるかもしれないが、喫煙率もやはり高い。
男性の6割以上がたばこを吸う。
喫煙人口が桁違いなら損害の方も桁違い。
「喫煙天国」などといわれている中国だが、年間100万人が喫煙に関連する病気で本当に天国に行ってしまう。
医者や教職員など、高学歴者の喫煙率が50%超と高いのが特徴で、社会全体に喫煙の身体的・社会的影響に対する認識の低さが窺える。
喫煙場所に注意を払わない人が多いためか、受動喫煙被害者は人口の半分に当たる5億4千万人にも達する。
そのうち15歳以下の児童は1億8千万人。
受動喫煙が原因で死亡する人は、年間10万人以上と推定されている。
世界保健機関(WHO)による「たばこ規制枠組み条約(Framework Convention on Tobacco Control:FCTC)」は、喫煙による健康被害防止を目的とした公衆衛生に関する国際条約。
中国が同条約に調印したのは03年11月、05年8月に全人代で批准され翌年発効した。
同条約では、締約国は発効から5年内にたばこ広告や販促活動を禁止すること義務付けている。
中国は条約発効に伴う措置として、8月27日に広州で行われた「たばこ規制枠組み条約」に関する報告会で、2011年1月から国内のたばこ広告と販促活動を全面的に禁止すると発表した。
さらに「公共場所衛生管理条例」修正法案で、公共の場所における禁煙を強化し、今後3年以内に室内の職場、公共交通機関、室内の公共スペースで全面禁煙を目指す。
調査によると「公共の場所における全面的禁煙」については、9割近い人々がを支持すると答えているそうだ。
喫煙に関するさまざまな問題を抱える中国だが、世界標準を見据えたたばこ規制が本格化している。
また、中国では早い時期から08年北京五輪を「禁煙オリンピック」にと明言していた。
開催場所となる室内競技場、観客席、競技場の出入り口から通路まで、あらゆる場所で禁煙を実施するらしい。
また、競技会場でのたばこ関連の広告やキャンペーンや販売活動もすべて禁止となる。
競技場以外では、北京のレストランにも禁煙を呼びかけているという。
実現すれば、すばらしい大会になることは間違いない。
食の安全や旅行者のマナー、喫煙モラルなどですっかり評判を落としていることもあり、禁煙五輪を内外にアピールする狙いもあるのだろう。
事情はどうであれ、北京オリンピックを機に国内の禁煙運動は活気付いている。
たばこ規制枠組み条約では、いち早く条約の批准に踏み切った日本だったが、法制面ではとうとう中国の後塵を拝することになってしまった。
現在、海外を訪れる中国人観光客のマナーの悪さが取りざたされているが、将来中国を旅行する日本人の喫煙マナーにクレームがつく日がくるかもしれない。
さて、いきなりだが、ここでクイズを一問。
Q.ここは中国の空港。
壁に禁煙の表示があり、罰金10元と書かれている。
ところがその下に、灰皿が用意されている。
飛行機内が禁煙で、たった今降りたばかりのあなたは、早速たばこを吸いたい。
ここで吸いますか?
A.答えは・・・(続き)
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たばこ広告全面規制,中国に先を越されてしまいましたね(^^;
やっぱり北京五輪を意識してるんでしょうね.
日本も早くしないと.
G7で全面規制してないのは日本ぐらいでは?
応援ぽちぽち♪
PS)
半井小絵さんが好みなんですね☆
今日も応援ぽちぽちです♪
日本のタバコ規制は、先進国では一番遅れていますよね。
巨大たばこ産業を擁することが足枷になっているようですが、同じく条件のアメリカやイギリスでもずっと規制は進んでいますからねぇ。
半井さんいいですよ〜。
お天気読んでいて、かみそうな所が!
いつもハラハラしながら、ニュース7のお天気を観ています(^^)