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新社会人、喫煙に対する次世代のスタンス

posted by わかば at 20:21 |  たばこについて
私が喫煙を始めた29年前、たばこのパッケージに書かれた警告文は「健康のため吸いすぎに注意しましょう」だった。
今考えると、「どのくらい吸えばどのように健康を損なうのだろう?」「注意すれば安全なのか?」と聞きたくなってしまうような曖昧さだ。
こうした警告文は嘘ではないにしろ、著しく正確さを欠くもので、たばこをやめたくない気持ちが強いニコチンの虜となっている人々に都合の良い解釈を誘導させ、誤解を招かせる詐欺的な言い回しで、あからさまな嘘よりも性質が悪い。

1990年に改められた警告文は「あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう」。
どんな話し合いの末に改正されたものなのか経緯までは知らないが、新しい文言は、先のふたつの質問の答えにもなっていないばかりか、文章が長くなった分だけ一見したときのアピール度も薄くなってしまった。
この警告文、2001年にアメリカの消費者団体が世界45カ国のたばこパッケージの警告文を調査し、レーティングを行った結果、10点満点中0点と最下位のお墨付きをいただいている。

ちなみに、たばこに関する国際条約の履行義務から施行された健康増進法を受け、2005年に改められた警告文はこちら。

健康ネット | 最新たばこ情報 | 海外情報 | たばこに関する警告表示等各国別比較

海外の警告文もあるので、比べてご覧になるといい。

ジョンソン・エンド・ジョンソンが行った喫煙に関する調査では、今春から新社会人となる人たちの約9割が、たばこを吸わないとのこと。
吸わない理由は、たばこによる健康被害や対人関係のリスクなどを挙げている。
人生で始めてたばこを吸う機会が訪れたとき、自らリスク判断ができるほどたばこについての知識を持ち、喫煙を拒否することができる若い人が増えているようだ。
これは、地域や学校などで行われている防煙教育の賜物なのだろうか。
少なくとも、彼らの教育にかかわった人たちが「健康のために吸いすぎに注意しましょう」というスタンスでは、若い人たちに最初に喫煙の機会が巡ってきたとき、それを拒否するだけの理由は見つけられないと思う。

もちろん私の若い頃にも喫煙のリスクとして肺がんなどの病気は知られていた。
しかし喫煙に対する周りの目は、考えられないほど甘かった。
人ごみでの歩きたばこは当たり前。
ラッシュ時にも駅のホームでたばこを吸い、電車がくる直前に線路に吸殻を投げ捨て、煙を吐きながら満員の通勤電車に駆け込むサラリーマンの姿など珍しくなかった。
海外から来た観光客が、全く規制のない日本の喫煙事情を知って驚くように、今10代20くらいの人が、当時の駅のプラットホームから線路に投げ捨てられていた吸殻の量を見たら、きっと驚くはず。
手持ちの古い写真を探してみたが、そうした目的で撮った写真は無く、巨大野外灰皿状態の線路をお見せできないのが残念だ。
あらゆる場所で喫煙は容認され、そうした環境で育った世代は大人の真似をして、何の疑問も抱かずにたばこに手を出す。
若ければ、健康にも不安はない。
やめられなくなっていることさえ気づかずに本数は増え続け、何年も後になってから咳や胃の痛みなどの体の不調が出始めて、一生吸い続けられるものではないことを予感する。
「いつか禁煙しないといけない」
しかし、そう気づいたときには、もはややめることは困難になっていて、たばこをやめるという選択肢を心の中に思い描くことができないほど、たばこに囚われてしまう人もいる。

私が新社会人の回答でとくに注目したのは、喫煙者がたばこを吸う理由を「コミュニケーションのため」と答えることに対し、彼らは喫煙を「コミュニケーションの障害になる」と逆の評価をしている点。
これは、依存症がもたらす社会適応のリスクに対する正しい解釈といえる。

喫煙に対するルールが現在より緩やかだった時代、依存症は病気として認知されることはなかった。
これは喫煙という行為が周りに容認されていたことで、喫煙者の問題行動が表面化しなかったためだ。
たばことともに依存症の問題行動が多いアルコールを例にとると分かりやすい。
アルコール依存症の場合、本人が酔っていない状態では、日常生活に何の支障もない。
しかし、問題行動を本人が自覚していても、飲む機会があれば「少しなら」と酒を口にし、「少し」は「あと1杯」となり、酩酊状態に至るまでブレーキがかけられない。
普段はおとなしいのに、飲むと家族に暴力を振るうアルコール依存者がいる家庭では、アルコール依存の社会適応が、家庭内のこととして判断・処理される。
つまり暴力を振るわれる側の家族が、その行為を家庭のこととして世間に出さなければ、外の社会との関わりにおいて、アルコール依存による不適応が表面化することはないのだ。
「飲まなければいい人なんですけどねぇ」
身内の者がアルコール中毒者を擁護する場合よく聞くフレーズだ。
飲んで暴力を振るう夫を持つ妻が、こう言って我慢するケースは珍しくないそうだ。
家族の忍耐が限界に来たとき、彼らの問題行動は始めて社会にさらされる。
別居や離婚、警察、裁判沙汰で、ついには依存症治療の選択を迫られることになる。

たばこの場合も同様で、依存症は社会で容認されているうちは、やはり問題が表面化しにくかった。
1970年代には、日本でも受動喫煙を避けるため、公共の場の禁煙化を目指すことを目指した「嫌煙権の確立を目指す人びとの会」によって、「嫌煙権」という言葉が広まる。
しかし「嫌煙権」という言葉は、流行語にはなったが、たばこの煙から逃れる以外にも、相反する権利を主張する相手に緩やかな譲歩を求める意味で使われていた。
喫煙者やたばこ産業ばかりか一般的にも「たばこの煙くらいで大袈裟」とする風潮が強かったように思う。
喫煙を擁護する人々の中には、未だにこうした古い時代に根付いたイメージを利用して禁煙運動をヒステリックな喫煙者差別や迫害行為として象付けようとする者も多い。

喫煙による病気の研究がすすみ、多くの疫学データに基づいた健康被害の数値が示され、社会的損失が知られた今では、とくに禁煙運動に関心がない中立な立場の人たちでも曖昧な意思表示をやめ、明確な拒否を示す多くなった。
そうした中で、乳幼児を持つ母親がバス停に並んで喫煙した男性に注意したところ暴行を受ける、あるいは駅で喫煙していた女性を注意して聞き入れられなかった男性が相手を蹴ってけがをさせるなど、喫煙がらみの事件も増えたように思う。
中には警察官が加害者になった事件や、市の職員がポイ捨てを注意され、相手を恫喝した事件さえある。
ルールが厳しくなり、それまで野放しにされていた喫煙の常識が社会に受け入れられなくなれば、当然こうした被害者も増えていく。

たばこの煙から身を守るための権利を主張することは、喫煙の権利に優先する公衆衛生上の権利であることは疑いない。
だが、日本の行政は国民に対する責任を果たさず、喫煙によるさまざまな弊害を野蛮な状態で放置したままだ。
こうなると、「吸わない」ことが、喫煙トラブルから身を守る最良の自己防衛策といえる。
新社会人が答えたように、たばこを吸うことが「コミュニケーションの障害になる」とするのは、一歩進んだ喫煙に対するスタンスではないだろうか。
高校生の頃友人とのあいだのやり取りで、何の疑問も持たず進められるままに好奇心から喫煙を始めた私には、そんなふうに感じられた。

受動喫煙も含めて毎年10万人以上もの死者を出し、わが国の経済に多くの損失を与え続け、健康や火災で個人の健康を脅かす喫煙の原因となっているニコチン依存症は、昨年から治療に公的保険の適用対象となり「病気」として扱われることにもなった。
世界を基準にすると、喫煙率が高く国による実効性の高い規制も全く行われていない日本だが、J&Jの調査結果から、新社会人の喫煙に対する感じ方は、私がたばこを吸い始めた頃とは明らかに違ってきている。

《関連記事》
[2007.05.29] 今日から禁煙!: J&J、新社会人の「喫煙に関する意識調査」

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千葉 ☀ | Comment(5) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
こんばんは!

欧米では喫煙に対する風当たりがかなり強いらしいですよね.
日本も早くそうなると良いですね.

ところでこちらのブログに私のブログから
リンクを貼らせて頂きたいのですが,
よろしいでしょうか?

では応援ぽちぽち♪
Posted by サプリン at 2007年06月04日 22:58
お邪魔します。私は女子大生サトミンです。ネットサーフしてたらたどり着きました☆とっても勉強になるブログだったので、またお邪魔させて頂きますね!私はブログ始めたばかりなので、よかったら遊びに来てくだい☆
http://ameblo.jp/jyouhoukigyoujyosidaisei
Posted by オタク女子大生サトミン at 2007年06月05日 20:38
サプリンさん、こんばんは。
他の国より人口過密の日本で、たばこの迷惑は非常に困りますよね。
歩いてて、いきなり煙の不意打ちを受けるような環境は、なんとかして欲しいものです。
リンクの件、ありがとうございます。
とくに明記はしていませんが、うちはリンクフリーです。

はじめまして、サトミンさん。
あまり更新頻度は高くないけど、いつでも遊びに来てください♪
Posted by わかば at 2007年06月06日 19:31
こんばんは!

相互リンクのお話,ありがとうございます!
早速リンクを貼らせてもらいました☆
(右メニューバーの【相互リンクサイト】のところです)

ではこれからもよろしくお願いします.
応援ぽちぽちぽち♪
Posted by サプリン at 2007年06月06日 20:32
サプリンさん
こちらこそよろしくお願いします!
Posted by わかば at 2007年06月07日 02:17
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