現在の本田勝彦社長(64)は相談役に退く。
木村氏は取締役9人の中で3番目の若さ。
99年に米たばこ大手RJレイノルズ(当時、現レイノルズアメリカンなど)から国際部門を買収した際に交渉をまとめた。
JTはこれを機に海外事業を急速に拡大。
落ち込んでいる国内販売本数を後目に、05年の販売数量では、初めて海外販売本数が国内を上回る見通しとなり、国内事業の強化は大きな課題とされている。
JTは、03年度から05年度の3カ年の中期経営計画「JTPlan−V」で6000人の人員削減などを行ったことで、経営目標を達成、収益構造を改善した。
06年度からは、08年度まで次期中期経営計画がスタートすることから、これを期に社長交代となった。
今回の社長交代人事について本田社長は「今後は、グローバル成長企業として、さらなる持続的な成長を目指して、新たなステップに踏み出す時を迎えております。次期中期経営計画策定の目途もつき、この機会に新社長にバトンタッチすることといたしました」とし、好調な海外たばこ事業を牽引してきた木村取締役を抜擢したこと説明している。
都内での記者会見で木村氏は「原点に立ち返り、商品の品質を高め、現場の営業力をさらに強固にしたい」と抱負を述べた。
同社生え抜きの社長は、本田氏に続いて2人目。
6月の取締役会で正式決定される。
■略歴 木村宏(きむら・ひろし)京大卒、山口県出身、52歳。
76年日本専売公社(現JT)に入社。
99年5月にJTインターナショナルS.A.副社長、同年6月にJT取締役に就任。
01年に、JTインターナショナルの業務に集中するためJT取締役を退任。
05年6月に取締役に再任されている。
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