また、火をつけたたばこを持ち歩くこと自体、危険行為という意見もある。
これらは、火をつけたとき発生する問題だが、火のついていないたばこも危険なことに変わりはない。
たばこに含まれるニコチンには毒物としての側面もあるのだ。
たばこに含まれるニコチンを毒物としてみた場合、他の毒物に比べてどの程度危険なものなのだろう?
ニコチンの致死量
たばこを食べた場合、吐き気、嘔吐、下痢、興奮、顔面蒼白などの症状が現れる。
重症の場合は不整脈、痙攣、呼吸麻痺を起こして短時間で死亡する。
ではどの程度が致死量になるのか?
乳幼児では、約10〜20ミリグラム、たばこ半分〜1本分。
成人の推定致死量は約40〜60ミリグラム、たばこ2〜3本分といわれている。
ニコチンは粘膜や皮膚からも吸収されるので、葉タバコの収穫作業で中毒を起こす人もいる。
「たばこを食べる奴なんていないだろう」と苦笑されている方。
笑い事ではない。
ハイハイをはじめたばかりの乳幼児は、何でも口の中に入れる。
たばこも例外ではない。
コタツの上にたばこを置いてトイレに経った隙に、子どもが口の中に入れてしまった。
灰皿の吸殻を、あるいはたばこの吸殻を消した飲み残しのジュースを飲んでしまったなど。
日本では乳幼児の誤飲事故のなかでも、たばこの誤飲が最も高く24〜59%を占め、さらに1歳未満に限ると全体の73%におよぶといわれている。
他の毒物と比較したニコチンの毒性評価
有毒・有害物質がわかる事典―毒キノコ・毒ヘビから薬品・ガスまで吉岡 安之
『有毒・有害物質がわかる事典―毒キノコ・毒ヘビから薬品・ガスまで』では、食中毒の原因物質や洗剤、医薬品などの「生活の中の毒」、病原体や、ウイルス、有毒ガスなどの「生活を取り巻く毒」のほか、野山のや海辺の毒となど、人体に影響する毒性のある物質を幅広く紹介している。
毒性のあるものをひとつずつ取り上げ、それらを比較しやすいように、☆印をつけて3段階の危険度を設定し、評価している点が分かりやすい。
たばこはシンナーや洗剤、燃料ガスなどとともに「生活の毒」の中に分類されている。
☆印でたばこは☆☆〜☆☆☆の評価。
カビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤などの誤用で発生する塩素や、メタノール、燃料ガスのプロパン、ブタンや不完全燃焼で発生する一酸化炭素などと同じレベルだ。
塩素や一酸化炭素による死亡事故は、ニュースなどでもたまに聞く。
たばこはそういった毒性の強い物質と、同等の評価を受けている。
また、細菌やウイルス、自然界の毒と比べても、評価は高い方だ。
同じ☆☆〜☆☆☆の仲間では、有機リン系の除草剤、殺虫剤、クレゾール、鉛や水銀、カドミウムなどの金属毒を始め、アスベスト、麻薬・覚せい剤、ベニテングタケ・・・。
たばこより評価に低いものには、サソリやセアカゴケグモ、スズラン、などがあった。
たばこを誤食したときの対処法
とはいえ、たばこを食べた場合の死亡率は、そう高くはないという。
これは、ニコチンの催吐作用によって、自然に嘔吐することが多いからだ。
また、ニコチンは酸性の環境では吸収が遅いので、胃の中では胃酸の作用によって毒性は強く現れない。
だからといって、吐かせるために、無理に水を飲ませるのは逆効果だ。
ニコチンは水に溶けると、吸収速度が速くなる。
また、水を飲ませたことで腸に達すると、吸収が一気に進んで危険な状態となってしまう。
乳幼児がたばこを誤食した場合、すぐに受診すること。
| ☆ランキングに参加中です!応援よろしく〜☆ | |





なんで こんな子供が遊ぶところにタバコの吸殻が・・・なんてこと よくあります。
おやすみ〜
公園のベンチの周りとか、砂場でもよく見かけます。
子どもの親になれば見方も違ってくるんだろうけど、なんとなくポイってやっちゃうんでしょうね。